B型肝炎・C型肝炎の検査方法
B型肝炎やC型肝炎が怖いのは、感染に気づかないまま放置すると、肝硬変や肝がんに進行する場合があるからです。
肝炎ウイルス検査はさまざまな機関がさまざまな制度で行っています。
自覚症状がなくても受診し、診断を受けましょう
肝炎ウイルスの感染は、血液を採取して調べます。
短期間の検査で数週間後には結果がわかります。
感染直後は、検査でもウイルスを発見できないことがあります。
感染を不安に感じたときは、数週間後に検査を受けてください。
《B型肝炎ウイルス(HBV)の検査》
HBs血液中のHBVの有無を調べる検査です。
HBs抗原を検出→肝臓の中でHBVが増殖している
HBs抗原とは、HBV粒子の外殻を構成するタンパク。
ウイルスが増殖する際に過剰に作られて、血液中に流れ出る。
HBe抗原と抗体のどちらが現れるかでウイルスの活動状況を調べます。
HBe抗原を検出→HBVが盛んに増殖している
HBe抗体を検出→HBVの増殖が穏やか
HBe抗原とは、HBVのコアの一部を構成するタンパク。
ウイルスが増殖する際に過剰に作られて、血液中に流れ出る。
HBVの遺伝子が変異すると、HBe抗原に代わってHBe抗体が現れ、ウイルスの活動は沈静化する。
<核酸増幅検査(NA)>
HBVの遺伝子を試験管内で約1億倍に増やして検出する方法。
HBs抗原が検出されない時期の感染者なども見つけられます。
《C型肝炎ウイルス(HCV)の検査》
HCVに対する抗体が体内にあるかを調べる検査です。
HCV抗体を検出→現在、HCVに感染している(持続感染者:キャリア)または過去にHCVに感染して治癒した(感染既従者)
HCV抗体とは、HCVに対するいくつかの抗体の総称。
個人差があるが、一般にHCV抗体が多いとキャリア状態の可能性が高く、少ないとすでに治癒している可能性が高い。
HCVの有無を調べる検査です。
HCVコア抗原を検出→現在、HCVに感染している。
HCVコア抗原とは、HCVのコア粒子の表面を構成するタンパク。
外殻に覆われたHCV粒子の内部にあり、血清を前処理してから検出する。
<核酸増幅検査(NAT)HCVの遺伝子を試験管内で約1億倍に増やして検出する方法です。
ごく微量のHCVも検出でき、感染している人とすでに治癒した人を判別できます。